デジタルを遙かに上回る
最近は有効なWEB集客の種類についても調べている私ですが、レコードを最良の状態で鳴らせばデジタルを遙かに上回ると思っていて、これはアナログ音源をデジタル化するときにかなりの情報が失われているのが原因ではないかと考えています。
例として、キースジャレットの有名な「ケルン・コンサート」ですが、レコードと比べCDは遙かに情報量が少ないのです。
音の余韻とか会場の拡がり感とかがさっぱりと無くなっています。
気になってハイレゾデータも入手しましたが、かなり良くなっているもののアナログ以上とは思えません。
対してデジタル化が成功している例もあって、RCAのLivingStereoシリーズのSACDなど、状態の良いオリジナルマスターからハイビットデジタル化されていることもあり、50年以上前の録音とは思えないほど鮮烈な音で鳴ります。
レコードの再生では針のこする音などの付帯音が付加されます。またカートリッジによってデジタル機器とは比べものにならない程の音色の違いがあります。
そういった個性を生かしつつ音響の特性を調整しながら音質をまとめてゆくのがアナログ再生の醍醐味でも有ったわけで、現在のデジタル音源再生のアプローチとは全く手法が異なると思います。